「JIN -仁-」2回目(10/18・TBS日9)を見ました

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「JIN -仁-」2回目を見ました。

 まず初回から。
 南方仁(大沢たかお)は東京の大学病院で優秀な脳外科医として働いていたが、同僚で恋人の未来(中谷美紀)の手術を執刀したものの助けられず、植物状態に陥らせて以来、医師としての向上心を失い、なれあい仕事をしていました。
 が、ある日、事故で頭部に怪我を負った謎の男を緊急オペしたことから思いもしない運命に巻き込まれます。

 男の頭から胎児の形をした腫瘍を摘出した仁は、研究課題にでもしようかとそれをホルマリン漬にしていました。が、オペから回復した男がそのホルマリン漬を盗んで逃走。後を追った仁と男が非常階段でもみ合いになり、仁は胎児腫ごと踊り場へ落下します。
 意識の薄れるなか、仁はある声を聞きます。「帰らんぜよ、あん時代へ」

 目覚めたのは草いきれのする夜の森。数人の男の声と足音に「おーい!」と助けを呼ぶ仁の目の前に現れたのはマゲを結ったお侍で、「時代劇の撮影?」とのんきに眺めていると、一人の男が刀で斬りつけられてしまいます。そして、飛び散った生血を見て初めて、仁はただならぬ展開に気づきます。
 そう、仁はホルマリン漬に導かれ、マゲと刀の時代へタイムスリップしてしまったのでした。

 ボーっとしていた仁が斬られかけたところを助けた橘恭太郎(小出恵介)が頭に裂傷を負います。しばらくして意識を失い、「脳膜症だ。緊急オペだ!」ってことで、仁は助けにきた見ず知らずの武士たちを「とにかく治療できる場所へ!」と焚きつけ恭太郎の屋敷へ。

 が。恭太郎の母・栄(麻生祐未)は仁をねめつけます。さもありなん。仁はマゲもなく、服も着物ではなく病院のユニフォーム。非常階段でもみ合ったときに相手から奪い取ったビニールケースに入った救命セットを小脇に抱えているのです。そんな不審極まりない男が「息子さんは一刻も早い治療が必要」と語気を荒げても信用できるわけがありません。

 しかし仁の熱意は武家のおかみの睨みを跳ね除け、恭太郎の妹・咲(綾瀬はるか)の協力もあってなんとか手術に同意が下ります。

 とはいえ、手元の道具は限られています。恭太郎は脳内出血を起こしているので、頭蓋骨を空けてうっ血を取り除かなければ、それが脳を圧迫し死に至る。現代の医学をもってすればごく簡単な手術ですが、ここでは頭蓋骨を切る器具もガーゼも消毒薬もありません。

 仁は瞬時に必要な道具を頭の中でリストアップし、それに代わるものを家中の引き出しを開けて漁っていきます。そして咲に「熱湯で煮てください」「このくらいの大きさに切っておいてください」「焼酎を出しておいてください」と矢継ぎ早に指示を出します。
 咲は会った瞬間から仁に信頼を寄せ、わからない言葉があっても(なんせ10センチ角がわからんのだもん)、意味がわからなくても、素直にそして健気に協力してくれます。

 手術開始。ノミとかなづちで恭太郎の頭蓋骨を割っている仁の姿に一時、栄が白装束で(!)「この子を死なせたら、貴殿を刺し、自害します!」と抵抗するなど妨害がありながらも、血腫を吸い出し頭蓋骨を戻し傷を縫い合わせ無事終了。その鮮やかな手さばきに咲は一瞬にして仁に恋してしまいます。

 恭太郎は意識を取り戻し、ひと安心の仁ですが、栄の不信感はぬぐい切れず、仁もずっと橘家に厄介になるわけにいかず、咲が引き止めるのを丁重に断り江戸の街に出ます。

 仁はまたそこで人助けをします。けが人はお武家様を乗せた馬に蹴られ、頭を割られたタエ(戸田菜穂)。「なんとか助かる!」と手術を申し出る仁に「お金がありません」と治療を断るほどの貧しさなのだが、まだ小さな男の子・喜市が「おっかさんを助けて。一生働いて払うから」と泣きじゃくる様子に仁が心を打たれるのです。

 ただこの手術がエグかった。未来から持ってきた救急セットを咲が届けてくれたのだけど麻酔が抜けてたの。つまり麻酔なしで血管を摘み縫合する...想像するだけで震えます。でもおっかさんは喜市の「ちちんぷいぷい」のおまじないに励まされ、ウッ!アアー!!と悲鳴を上げながらも痛みに耐え抜き一命を取り留めます。このシーンは見てて肩が懲りました...。

 タエさんの手術には、仁が出会ったある男(内野聖陽)が連絡役などでいろいろ協力してくれます。1回目の放送は、仁がこの男が坂本龍馬だと知り愕然とするシーンで終わります。

 そして2回目で、江戸の街は「ころり」という病に冒されます。これは今日で言うコレラ。大量の嘔吐と下痢による脱水症状から死に至る病で、体液と似た成分構成をもつポカリスエットのような液体を飲むことで症状の悪化が防げると、近代医学の医師である仁はもちろん知ってるのですが、「ここで1人の命を救うことが歴史を変えてしまうのでは?」と仁は悩んでいます。

 そこに、弟子から仁の噂を聞いた緒方洪庵(武田鉄矢)が「ころりの治療法を教えてほしい」と尋ねてきます(人助けをした仁を、栄かあさんは橘家に客人として迎えてくれています)。が、仁は「...ころりは...知らんのです」と応えるばかり。自分が歴史を変えることをびびってるのです。

 ある日、仁はタエの傷の様子を見に街へ。喜市は売り物の枝豆を届けることで、仁との約束を日々守っています。今日も「先生!」と笑顔で迎えます。が、その喜市が突然、嘔吐して倒れてしまいます。ころりです。

 もう躊躇はしていられません。仁は長屋の1室を診療所に変え、そこに患者を隔離し(汚物は土に埋めます)、タエや長屋の協力者に作らせたORS(電解質液。水に砂糖と塩を煮溶かしたもの)をひたすら与える方法で喜市と、次々に運び込まれる患者を治していきます。

 咲は父親を数年前にころりで亡くしており、「ころりと闘いたい」と仁を手伝うことを申し出ますが、仁は「父上ばかりか貴女までころりに取られたら、母君が悲しまれる」と咲を家に帰します。

 仁は、江戸の街は果たして、コレラに打ち勝つことができるのでしょうか!? いやーおもしろい。

4088598024JIN(仁) 第16巻 (ジャンプコミックスデラックス)
集英社 2009-10-02

原作は大ヒット。

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