今年度の月9最高18.7%の視聴率でスタートした「東京DOGS」1回目を見ました。
ニューヨーク。今夜日米を股にかける巨大麻薬シンジケートの取引があるという情報を得て日本の警視庁から派遣されたマルオ(水嶋ヒロ)と堀川(勝地涼)が「その瞬間」を待っている。と、見張っていた駐車場に黒塗りの車が乗り入れ、屈強な面々が次々と車を降り、ハリウッド映画みたいな麻薬取引開始。そこへ警察が踏み込むと組織のボスらしき男の指示で1台の車が爆発→現場の混乱に紛れて一味が散り散りに逃げ出す。
マルオがある3人組を追い詰めると、そこにニューヨーク市警の指揮を取る高倉奏(小栗旬)が登場。日本の警察ではあり得ない感じで拳銃を縦横にぶっぱなしつつ、無駄のない身のこなしでボスらしき男を押さえつけるが、主犯格の左腕にあるべき傷がないのを確認すると「ちくしょう!」と逮捕はマルオに任せてその場を去る。
任せておけぬ!と後を追ったマルオの前で、奏がさきほどの駐車場で謎の女を確保する。夜のニューヨークの路地裏には不似合いな、サテンのワンピースで着飾った日本人の女は、奏とマルオの姿を見て安心したのか、その場で意識を失い倒れこむ。
...数週間後。東京。
ニューヨークのシンジケートのボスが東京に逃げてきたらしいと、奏がマルオの部署に仮配属される。実は犯人を取り逃がした責任を負い、ニューヨーク市警をほぼクビになったのだが、そのヘンの経緯は部長の大友(三浦友和)が隠してくれる。大友は奏の殉職した父親の同僚だったのだ。
さて。ニューヨークの現場で確保され、日本に連れ帰られた女は由岐(吉高由里子)という名だった。が、自分が何者か、なぜ麻薬取引の現場にいたのか、まったく記憶にない。奏が「彼女は秘密を握っている。組織に狙われる可能性がある」と由岐の拘束を主張し、以後、奏とマルオが由岐の部屋を両隣から監視する生活が始まる。
「もう部屋に閉じ込められるの飽きた!」と不満を口にする由岐を、はじめのうち奏は「記憶喪失を装っているだけでは?」と警戒するが、日中も記憶を取り戻す努力をしているらしいと知って、特別に街中へ連れ出したり。しかし、監視の目があっては「楽しくない!」と由岐は奏に反抗する。
そんな中、奏は、シンジケートの手下が由岐を狙って日夜、彼女の部屋を見張っていることに気づき、アジトを探る。アメリカの軍隊で培った戦闘のノウハウで、そこにいた2人を捕まえることに成功する奏。が、何か違和感が残る。
捜査を続けていくと、アジトには3人が潜んでいたことがわかる。つまり、まだ由岐は安全ではないのだ。聞き込みの結果、残る1人の身元が棚島(成宮寛貴)という男だと割れる。
マルオはある日、閉じ込められている由岐を気の毒がって、しかも奏の勝手なやり方に不満を持っていたこともあり、奏に内緒で堀川と一緒に由岐を食事に連れ出した。由岐は大喜び。だが、気をぬいた隙に由岐が、堀川ともども男に連れ去られてしまう。棚橋だった。
堀川の嫉妬深い彼女・真紀(臼田あさ美)が堀川のケイタイにGPS機能をつけていたことから、幸い由岐の居場所はすぐにわかる。奏が由岐を救出に向かったのは廃校。途中まで一緒だったマルオとは仲たがいして1人だが、「人質を救うだけなら俺だけで十分」と綿密な作戦で現場に踏み込む。
ここでもハリウッド映画ばりに銃撃戦が繰り広げられ、由岐と堀川はなんとか助け出される。が、棚島が持っていた銃の数が奏の見積りを上まわっていたため(棚島は銃の売人だったのだ)、逃げられてしまう。
しかも棚島は逃げる由岐を追い、「俺を本当に覚えていないのか?」と対峙。が、建物の屋上に謎の男が登場すると、その影を見るや棚島は奏たちの目の前で自分の頭を撃ち抜く。?? どうやら棚島は由岐と少なからず関係のあった人間で、由岐が自分と会ったことで記憶を取り戻してしまうとまずいことがあると思ったか、もしくは、自分が逮捕され、組織のことを自白しないよう、自らの口を封じたのか...いずれにしても、由岐は組織にとって重要な人物ということだ。
由岐は何者なのか? 奏でさえ顔を知らないというマフィアのボスは何者か? 物語はこの謎を軸に展開していくことになる。
がしかし、このドラマはストーリー以外にも見所が多い。とにかく小栗旬と水嶋ヒロの共演がどんなことになるのか楽しみ。
堅物だけど母・京子(田中好子)にはめっぽう弱く、犯人を追ってる最中もついケイタイの着信を取ってしまうし、母に頼まれると便利グッズを次々手作りするマメな息子という奏の人物設定は展開が期待できる。ちなみに今回はワンタッチで広がるゴミのカラス除け網と、高度な流しそうめん器をDIYしておられました。
水嶋ヒロは乗り突っ込みも辞さない勢いでお笑い担当をやっていて、今のところちょっと空回り気味だけれど、小栗旬との間も含め、回を重ねるほどにバランスが取れてきそうな感じ。
刑事モノで三浦友和が出ていると、つい『流星の絆』的な展開を考えてしまうが、はたして。