「任侠ヘルパー」8回目(08/27・フジ木10)を見ました

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「任侠ヘルパー」8回目を見ました。

 入居者が1人亡くなり、タイヨウに「新入り」が入ってきます。「今すぐ来い!」と珍しく慌てたりこ(黒木メイサ)に急かされ、彦一(草彅剛)が入り口で目にしたのは隼会が敵対する鷲津組の組長、莞爾(竜雷太)の姿でした。
 「なぜ鷲津が?」「なにを企んでいやがる?」 彦一は警戒します。

 黒塗りの車、特注の車椅子で現れた莞爾は当然個室に入れるかと思いきや、夏夫さんというボケ老人(正確には脳梗塞の後遺症でほとんど動かない)と同室にされイライラ。食堂でのまずい食事にも我慢できず、「若いもんを呼んでくれ!」と、部下との連絡を取ろうとしますが、毎日豪華な花が届くものの見舞いはおろか電話さえ通じません。
 捨てられた? 組長が?

 ある日、莞爾が朝から大音量でちあきなおみの「喝采」を流していると、入居者からは苦情の嵐でしたが、ひとり夏夫さんだけが普段より楽しそうな表情を浮かべ、なんと唄を口ずさみだします。
 それ以降、夏夫さんは莞爾のかける音楽に反応し、莞爾の武勇伝に耳を傾け、画用紙にたどたどしいながら文字を書くまでに回復します。莞爾もそれを喜んでいますが、気になるのは夏夫さんのベッドサイドに置かれた家族の写真と仏花のようなそっけない花。莞爾が入居してから一度も、家族は見舞いに訪ねてこないのです。それは莞爾も一緒なのですが...。

 ある日、莞爾が部屋の窓から外を眺めていると、晴菜(仲里依紗)が買い物から帰ってきました。よく見ると、買い物袋にはどこかで見た花束...そう、夏夫さんの枕元に置かれた花は、家族が会いに来ない晴菜が気を利かせて買ってきてたのです。

 莞爾はこれに怒って、「ボケ老人を騙しやがって!」と暴れます。晴菜はあくまで親切心から花を買っていたのですが、夏夫さんと同じ境遇にある莞爾にとって、張りぼてのような善意はかえって残酷だったのでしょう。もはや夏夫は莞爾の心の友となっていたのです。

 その頃、りこの島でひと騒動。研修中のりこの留守を守っていた久米(田中哲司)が何者かに襲撃され、刺されてしまうのです。どうやら鷲津組のしわざ。りこは手下のためにも自分の面子のためにも、このままではいられません。

 そんな中、夏夫さんの容態が急変。彦一が「息してねえぞ!」と気づいて早めに救急搬送され一命は取り留めますが、高齢のため回復の見込みはないと医師。駆けつけた息子夫婦と娘に「延命治療されますか?」と問われ、息子(梶原善)は「お願いします」と頭を下げますが、「じゃあ」とあっさり仕事に戻っていこうとします。娘も「早く帰りたい」というオーラぷんぷん。

 心配して夏夫さんに付き添ってきた莞爾が「次はいつ会いにくるんですか?」と息子さんに尋ねると、「さあ...仕事もあるので...」と息子。莞爾は「それでも家族か!」と怒鳴ります。
 夏夫さんは今までも、いつ来るとも知れぬ家族をずっと待って過ごしていた。植物状態になってまで、「親孝行」を演じたい息子のために生き恥さらしていなきゃいけないのか?と。
 莞爾は夏夫さんの人工呼吸器を外そうとまでしますが、彦一がなだめます。

 夏夫さんの家族は「妙なとばっちりを受けて...」とでも言いたげな心外な様子で帰っていきます。莞爾の気持ち、夏夫さんの思いは伝わらないのです。
 「年を取ると、死ぬことまで思い通りにならないのか...」 肩を落とす莞爾の車椅子を彦一は黙って押します。

 と、エレベーターに乗ったところで黒い任侠スーツで決めたりこが乗り込み、「わしづー!」と叫びながら莞爾にナイフをかざします。落とし前をつけにきたのでしょうか。彦一は鷲津かりこか、ヘルパーとしての自分か任侠としての自分か、どちらをとるのでしょうか。

 晶(夏川結衣)は、秘書のひとりにアルツハイマーであることがバレ、あいまいな記憶力をうまく利用されて重役会で不信を買う状況に追いやられます。
 彦一には「私でいられるあいだ、涼太(加藤清史郎)と過ごす時間を増やしたいから引退しようと思う」とやわらかい表情を見せていましたが、それどころではないのかもしれません。

 あ、そういえば、タイヨウの先輩ヘルパーの零次(山本裕典)は実は隼組の組員だったようです。道理で目力が違うと思った。けど、なんのために事前潜入していたのか?

B000EAV7OEちあきなおみ全曲集
吉田旺
コロムビアミュージックエンタテインメント 2006-03-22

「喝采」収録。

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