「任侠ヘルパー」7回目(08/20・フジ木10)を見ました

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「任侠ヘルパー」7回目を見ました。

 彦一(草彅剛)と晴菜(仲里依紗)は長岡さんという家に訪問介護に来ていますが、白内障の孝江(江波杏子)さんは「食事がまずい」「扱いが乱暴」と文句ばかり。そこに、娘の初美(西田尚美)が外出から帰ってくると、「初美~ この人たちひどいの~」と猫なで声。初美は「はいはい」と母をなだめ、2人には「お引取りを」と頭を下げます。

 初美はこの日、久々の同窓会に出かけてました。同級生はほとんど子育てを終えた主婦で、みな着飾って幸せそうに見えます。バツいちの滝本くん(小市慢太郎)とは少しお話したけれど、なんだか気後れして2次会には行かず帰ってきたのです。「おかあさんが待ってるし...」

 タイヨウに戻った彦一は孝江さんが昔、校長先生にまでなった立派な人だったとオーナー(大杉漣)に聞かされます。なるほど。でも彦一はそんなことより、長岡家で見てしまった大量の睡眠薬と練炭が気にかかるのです。

 初美は母を1人で自宅介護しながら、タイヨウに納品している弁当屋で働いていました。夜は造花づくりの内職をしながら、母のオムツ交換...薄暗い部屋で母とふたりきりの、終わりが見えない生活に、すっかり押しつぶされそうなのです。

 ある日、初美はタイヨウへの配達を社長に頼まれます。家にいる母の呼び出しにいつでも対応できるよう、内勤だけとお願いしていたのですが、人手が足りず仕方なしに出かけると、案の定、母から「ねえ~」と携帯に呼び出し。
 同僚に頼み込んで家に寄っていたため、タイヨウへの納品が遅れ、ヘルパーに頭を下げる初美に「1人で介護なんかできないだろ」と彦一が声をかけても「放っておいて」と逃げるばかり。

 そんなぎりぎりの日々で仕事のミスが続き、初美はついに弁当屋をクビになってしまいます。そんなとき、同窓会で再会した滝本くんから「食事でも?」と言われたことを思い出し、連絡を取り、母からの着信も見てみぬふりすることにします。

 素敵なレストランで、本当に久しぶりの食事。滝本くんはやさしく微笑み、たわいない話も楽しげに聞いてくれます。次々に運ばれる料理も、グラスに注がれるワインも夢のようにキラキラしています。「お母さんのことなんか忘れよう」

 でもうっかり携帯を開いたら、なんと50件近い母からの着信...もしかして具合でも悪くなったんじゃ?... そう思ったら最後、居てもたってもいられず、初美は「ごめん!」と滝本くんを置いて家に帰ります。

 「遅かったじゃないの...」母は廊下の隅でげっそりと疲れた表情でした。「どうしたの?」と初美が尋ねると、母はこういいます。「リモコンがないの。テレビのリモコン。困っちゃって。探してくれない?」「......」初美はげんなりしながら部屋を探し、ベッドの下にあったリモコンを差し出します。「あったわよ。ベッドの下」「あら、そんなとこに? バカみたい」

 ............「バカみたい?」 初美は声を震わせます。「バカみたいじゃないわよ。私がどんな思いで......」と言うと台所に向かい、包丁を持って母に対峙します。さすがの孝江も異状を感じるほど、初美は怒りと落胆でただならぬ殺気を放ちながら、「もう終わりにしよう。楽になろう」と母親に刃を向けます。

 そこに彦一登場。タイヨウで初美が弁当屋を解雇されたと知り、嫌な予感がして駆けつけたのです。怯える孝江と、正気を失った初美を前にしても、彦一は冷静。混乱した初美が彦一を刺そうとすると、素手でその刃を受け止めます。

 りこ(黒木メイサ)と晴菜が呼ばれ、りこは彦一の応急処置、晴菜は孝江さんをタイヨウに連れ帰ります。「介護が必要なのはあんただ」と、彦一は初美から孝江という重荷をひとまず引き離すのです。

 孝江さんは「家に帰る!」と昼夜問わず暴れます。が、ちょうど夏休みでタイヨウの仕事を手伝いに来ていた涼太(加藤清史郎)を、彦一の提案で孝江の担当にすると、「小さなヘルパーさんね。孝江先生とお呼びなさい」と指導者だった自分を思い出し落ち着きを取り戻し始めます。

 ある日、孝江さんが涼太の宿題を見ています。「よくできた。涼太くんはいい子ね、ウチの娘と違って」と呟きます。初美が自分を捨てたと思いこんでいるのです。それを聞いた彦一は「あんたの娘ほどよくできた生徒はいない。でもずっと生徒のままはかわいそすぎないか?」と会話に割って入ります。

 数日後、孝江さんが初美さんに迎えられ家に帰っていきました。オーナーは「今後は訪問介護を頼みたいそうだよ」とご満悦。ヘルパーの零次(山本裕典)が「今度はまともなヘルパーを行かせましょう」と言うと、「いや、彦一くんご指名のようだよ」とオーナーは笑います。

 この日、彦一にサプライズがあります。タイヨウの入居者が彦一の誕生日を祝い、ケーキをプレゼントしてくれたのです。居心地悪げながらまんざらでもない表情で、彦一はケーキのロウソクを吹き消します。
 乱暴で不器用でも真正面から他人と向き合う彦一を、知らぬ間にまわりが認め始めていたのでした。

 若年性アルツハイマーは進み、しかも「介護が必要な実母を捨てて男と逃げた親殺し」と週刊誌に過去をゆがめられた晶(夏川結衣)ですが、側近の秘書が裏切りを働き、来週以降はますます苦境に立たされる様子。彦一との関係も気になるところです。

4393366255母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き
春秋社 2008-04-10

「私が家を守らなきゃ」は幻想
なのですみなさん。

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