「赤鼻のセンセイ」6回目(08/12・日テレ水10)を見ました

|

「赤鼻のセンセイ」6回目を見ました。

 「七瀬(香椎由宇)はおかしい!」と参太朗(大泉洋)は怒っています。
 まず院内学級の教師と医師・看護師の親睦会に出なかったから、それから最近不調のわだっち(須賀健太)が「院内学級に出たい」と言っても「体調によります!」とぴしゃりとキツい態度だし、小学生の千佳ちゃん(八木優希)が大事にしているお母さん手作りのぬいぐるみも「そばがらが入ってる。病室にそばアレルギーの人がいるから」と「没収」してしまったから。
 確かに「没収」はないよ。

 参太朗は「注意してやります!」と息巻いてるが、太川(小林聡美)は七瀬の様子は確かにおかしいけど、なんか理由があるんじゃ?と落ち着いて眺めています。

 そのうち、医師や看護師のあいだで「七瀬先生は帝都大病院に引き抜かれるんじゃ?」という噂が流れはじめます。帝都大病院は最新鋭の設備の整った巨大病院。小児科の部長が七瀬の恩師でもあり、参太朗は「だからか!」と早合点します。

 子どもたちの七瀬への不信感がやがて、ピークに達します。
 ある日、小学生の部の千佳ちゃんが教室で泣いています。「七瀬先生にぬいぐるみを取られたの。お母さん代わりなのに...。先生は私のことが嫌いだから意地悪するんだ...」と。
 日ごろから多かれ少なかれ七瀬の冷たい言動を感じていたほかの子たちも、「七瀬先生は魔女だ!」と大騒ぎ。参太朗が「魔女は魔女でも、みんなの病気を治す魔法を使う魔女だよ」とフォロー(?)しても騒ぎは収まりません。

 わだっちも抱えていた不満を爆発させます。
 「今日こそは院内学級!」と張り切ってたわだっちを七瀬は、「体調が悪そう。今日はダメ!」と強制的にベッドに戻し、「院内学級と自分の命、どっちが大事?」と言ったことがあったのです。言いたいことはわかるが、その言い方はどうなの?
 で、わだっちはある日の回診で七瀬に逆らうと、抗がん剤の点滴を外して病室から逃げ出し、院内学級の教室に鍵をかけて閉じこもってしまいます。

 「わだっち開けなさい!」 参太朗や看護師が説得してもわだっちは頑なです。「治りにくい病気だってわかってる。わかってても時々どうしようもなく不安になるんだ!」と。

 すると七瀬もついにキレます。「私にどうしろって言うの! 同情して病気が治るなら簡単だけど、私が向き合ってるのはあなたじゃなくて、あなたの病気なのよっ!」

 ここで太川がでかい木槌を持って登場。「カギを開けて出てこなければドアを壊します。で、院内学級は解散よ! そのくらいの覚悟あるんでしょうね」と。これにはわだっちもたまらず、しょんぼり出てきます。

 騒動の余韻が収まらないある日、帝都大病院の小児科部長が桜山病院の院長(上川隆也)を訪ねてくる、という情報が流れます。
「ついに七瀬先生が引き抜かれる!」と、参太朗は一瞬いいニュースを聞いたように盛り上がりますが、院長から「エースの七瀬先生がいなくなると、小児科は縮小、院内学級も閉鎖だな」と聞いて大慌て。子どもたちの力を借りて、七瀬慰留の方向に動き出します。なんと現金な。

 病院を訪ねてきた帝都大病院の部長に挨拶する七瀬に、参太朗は「やめないで!」と必死に語りかけます。しかし七瀬は「なんのことですか? 私は子どもたちを放り出すことはしません!」と。「へ?」
 追い討ちをかけるように、参太朗が仕込んだとおり子どもたちが「やめないで!」「先生、変わらないで!」とプラカードを掲げて登場。参太朗は自分の勘違いに気づきとめようとしますが、間に合いません。

 実は、七瀬は桜山病院で、自分の力で、子どもたちを治療するために、帝都大病院の研究データや設備を貸してもらうことを恩師に頼み込んでいたのでした。で、この日、恩師が「根負けした」とすべてを了承する挨拶に来ていたんです。それを参太朗は...。

 七瀬は最初から大きな病院に移るつもりもなかったし、子どもたちへの態度がおかしかったのも治療がうまくいかないイライラが原因の一端だったとしても、「もうここの子は関係ないから」ってことじゃ全然なかった。むしろ、子どもへの思い・責任感が強かったことの現われだったのです。なーんだ。

 七瀬はでも、今回の一件で「信頼」という言葉の意味を学んだ気がしたのです。目の前の参太朗はいい加減で短絡的に見えますが、ほんの数ヶ月で子どもの心をしっかりつかんでしまったのです。

 だから、わだっちに「これからも厳しくいきます」と宣言するとき、参太朗の赤鼻をちょっと拝借してみたり。わだっちもやえっちも見たこともない七瀬先生の姿に口あんぐりなのでした。

 来週はわだっちが......いやだよー。