「任侠ヘルパー」5回目(08/06・フジ木10)を見ました。
前回は山田優ちゃんが独居老人狙いの介護詐欺師を演じ、ひょんなことから出会った彦一(草彅剛)に正体を見破られてしまうという内容。彦一は少し前まで自分が似たようなことをしてお年寄りの善意につけこんでたので、詐欺師の悪事がすぐに分かってしまったのでした。
そして彦一は今回、子どものときに自分を捨てた憎っくき母親・さくら(倍賞美津子)と再会します。
さくらは彦一を捨てて追いかけた小澤という男(上田耕一)と今も暮らしていました。体が不自由な小澤に召使のようにこき使われる毎日に疲れ、自殺を図り入院。その間の介護先としてタイヨウが偶然選ばれて彦一との再会と相成ったわけです。
彦一はもちろんさくらを受け入れるわけがありません。「俺とオヤジを捨てたように、こいつも捨てて逃げるような女だ」と決めつけ顔を合わせようとしません。
しかし、退院してすぐにまた無理をして小澤を介護するさくらが倒れたのをきっかけに、長いあいだすれ違っていた母と息子の思いが交わり始まります。
病床のさくらが遠慮がちに話し始めるのです。彦一をすぐに迎えにいくつもりだった。でも厳しい暮らしで体を壊し、入退院を繰り返すうちに、機を逸してしまった。体の弱かった自分を不満も言わずに支えてくれたのが小澤で、「あの人も早く彦一くんを迎えにいこう」と言ってくれた、優しい人なんだと。
今になって聞かされても...という真実ですが、しかし彦一の心は意外にもほどけはじめていました。
タイヨウにいる小澤の部屋に介助に入る彦一。トイレまで担いでいき、扉を閉めると、小澤は扉の向こう側で「おかあさんを奪ってすまなかった。立派になられた」と頭を下げます。彦一は涙で声を震わせながら、「母を守ってくれてありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と告げます。
なーんかすっかり「いい人」になっちゃったなあ。
とにかく、こんな邂逅があった後、体調が戻ったさくらと小澤は別の介護施設へと移っていきます。
一方晶(夏川結衣)は、彦一の胸の桜吹雪のことも次の日には忘れているし、打合せで一瞬「ここはどこ?」状態になるし、涼太(加藤清史郎)くんの好物とはいえグラタンを連続で作るし、どうもおかしい。
「超」のつく多忙でお疲れなだけ? と思っていたが、最後の場面で晶がチェックしていたパソコンの画面は「若年性痴呆症」! なるほど、このままいくと晶が彦一の世話になるということか。
見るたびに剛くんの演技がハードボイルドになっていきます。最初は「チンピラ」って感じだったが、組長になるための布石だろうか。