「赤鼻のセンセイ」5回目を見ました。
先週は慢性肝炎で入院している女の子、たなっち(高良光莉)の閉じた心を開くことに成功した参太朗(大泉洋)でしたが、今回はわだっち(須賀健太)を巡る一顛末で院内学級の先生と小児科の医師たちの心にまで迫ることに。
急性骨髄性白血病で入院中のわだっちの容態が悪化しています。七瀬先生(香椎由宇)から病状を聞いた父親は「息子にはウソでもいいから笑っていてほしい。病状は知らせないで」と、真実を告げることを拒みます。
参太朗はわだっちが「もう長くないかも」と聞いて動揺します。「初めてのことで、あいつとどう接すればいいか」と太川先生(小林聡美)に相談しますが、太川は「それよりも」と、本人に病状を隠していていいものか?という問いかけをします。
そんななか、院内学級の課外授業(=簡単な遠足みたいなもの)の日程が迫っています。「どこに連れて行こう?」と悩む参太朗はある日、わだっちが描いていた絵を見て「ここだ!」と心を決めます。
わだっちが描いたのは黄色いひまわりが咲き乱れる秘密の丘。「入院する前に友達と行ったんだ。すっげえきれいだった。また行きたいな」と遠い目のわだっちに「つれてってやる!」と参太朗はモチベーションを沸騰させます。
しかし。プランもがっちり組んで準備万端の当日、出発直前にわだっちが倒れてしまいます。「課外授業は中止だ」と心配げな参太朗にわだっちは「みんなに見てほしい。僕はかまわないから行って...」と懇願します。そしてわだっちを残し、参太朗は課外授業を決行します。
バスから降りて、「病人にどうなの?」というキツイ山道を歩いてたどり着いたひまわりの丘は、しかし、工場開発の過程で破壊され跡形もありませんでした......。
仕方なしと皆がその何もない丘でお弁当を広げていると、やえっち(神木隆之介)が地面を必死で掘っています。「何してんだ?」と参太朗が訊くと、やえっちはわだっちから聞いたタイムカプセルの話をしてくれます。
入院前にわだっちがここに来たとき、友だちがメッセージを入れたタイムカプセルを地中に埋めたことを、すごく楽しそうにわだっちが話してくれたそうです。「掘り出さないと開発でなくなっちゃう」とやえっち必死にカプセルを探し、喘息の発作を起こしてしまいます。
そして参太朗は皆を先に返してひとり、カプセル探しを続けます。
病院に帰るとわだっちはなんとか意識を戻していました。「すごかっただろ?」とたずねるわだっちに「う...うん」とやえっちは本当のことを告げられません。と、太川がきっぱり言い放ちます。「ひまわり畑、なくなってた。開発でなんにもなかった」と。
駆けつけていたわだっちの父は「こんな時にそんな現実を知らせなくても!」と憤りをあらわにしますが、太川は変な感傷を否定します。「和田はウソが嫌いでしょう。だからウソはつかない。ウソだと思うなら、生きて、自分で確かめに行きなさい」と。
そこにドロだらけの参太朗。「わだっち、見つけたぞ!」 カバンから取り出したのはタイムカプセル、それも1個や2個じゃないのです。1つ目には「20歳の和田くんへ」というメッセージ、2つ目、3つ目と見ていくと、なんと将来の和田くんへのメッセージが100歳を超えるまで用意されていました。
「おまえの友だちバカか?」と笑う参太朗にわだっちも泣き笑いです。
「今ぜんぶ開けるか?」と参太朗がたずねると、わだっちは首を振ります。
辛くても現実を見なければなにも始まりません。そして目の前の現実が辛くても笑い飛ばせる技術は身につけておいて損はないのです。
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