「BOSS」9回目(06/11・フジ木10)を見ました

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「BOSS」9回目を見ました。

 中年男性がメッタ刺しで殺される猟奇殺人が相次いで発生。大澤班が小野田班と合同で捜査を任されます。
 現場を見ると犯行は衝動的でありながら、一方で血や指紋を拭い取り、鍵を外から細工して施錠するなど冷静な一面もあり、複数犯の疑いも。そして、刺し傷が数十箇所に及ぶことから怨恨が動機と想定されます。

 科捜研の調べで犯人は左利き。刺し傷は深いものと浅いものと混在していて、相当な興奮状態にあったことが推定されました。やはり複数犯?

 そんな中、第一の被害者・柏原が子どもに虐待をしていた経歴が判明します。調べてみると虐待されたその息子も今は父になり、残念なことに自分の子どもに虐待をしていた...。息子は自分の虐待癖に悩み「こども虐待SOS」というサイトに相談を寄せており、その運営を行っていたのが大学の心理学部教授・西名亘(生瀬勝久)でした。

 西名は警察が連携する子ども支援ネットワークも運営しており、少し前、大澤班から絵里子と花形(溝端淳平)が講演会に参加していました。花形は壇上に上がった西名を見てびっくり。交番勤務時代に扱ったネグレクトに絡む案件でお世話になった教授だったからです。

 絵里子は花形を伴い、西名に話を聞きにいきます。柏木の息子は虐待SOSの会員で、個別相談も受けたことがある、と。西名教授。しかし、虐待を受けた子が親に殺意を向けるのは稀で、むしろ自責の念のほうが強いと、柏原の息子を擁護します。捜査でも「シロ」が濃厚のよう。

 西名は弟・ケイスケと2人暮らし。家に篭りきりでほとんど自室でパソコンに向っています。実はこの男が犯人です。西名は共犯に過ぎず(うーむ?)弟の犯罪をもみ消すべく、現場に赴き証拠隠滅を図っていたのでした。

 西名の制止を聞かず、ケイスケは再び犯行を繰り返します。殺されたのがまた虐待SOSの利用者の親とわかり、絵里子は個別カウンセリングのメールを閲覧できる3人。助手2人と教授の捜査を強化。アリバイを確認します。西名にはアリバイがありませんでした。「弟さんは?」と尋ねると「部屋で寝ていたから...」と教授は返事をにごします。

 帰宅後、西名はケイスケに「もうお終い」と犯行を辞めるよう言いますが、ケイスケは「捕まるまでになるべくたくさん悪いやつを排除しないとな」と笑うばかり。そして夜半に起き出して犯行を重ねます。

 しかし逮捕されたのは助手の増田でした。現場に残された凶器に指紋が付いていたから。しかし増田の証言から教授室のパソコンを使ってライブチャットをしていたことが裏付けられます。この時点で絵里子は気づいていました。この事件のからくりを。

 ケイスケは最後の犯行を西名に提案します。また虐待SOSに届いた相談者のメールに応え、虐待する親を殺すため。しかし、相談者が「親がいる」と指定した場所に西名とケイスケが行ってみると現れたのは大澤班でした。そう、偽相談メールでハメたのです。ケイスケは絵里子にナイフを向けます。「ナイフを下ろせ!」と西名は叫びますが絵里子は西名に言います。「ナイフを下ろすのはあなたです、西名先生」と声をかけます。西名は解離性同一性傷害。いわゆる多重人格だったのです。ケイスケは姿を消してしまいます。

 幼少期に親から虐待を受けた兄弟は、肩を寄せ合って生きてきました。が、ケイスケが苦悩を乗り越えられずに父を殺し自殺。この事実を受け入れられなかった西名は自分の中にケイスケを作り出したのでした。そしてケイスケに復讐をさせるのを手伝うという体裁で、自分の復讐を果たしていた...。

 熱湯、離婚、父子家庭、閉所恐怖症。西名兄弟が受けた同様の苦痛を受けている虐待SOSの会員を、西名がたくさん救ったであろうことを思うとあまりに辛い結末です。

 そして今回、納得のいかない結末が。大澤班が謹慎処分になってしまうのですっ!