「スマイル」8回目を見ました。
花ちゃん(新垣結衣)を守るため、林(小栗旬)を殺してしまったビト(松本潤)。目を剥いて動かない林の姿に俄かに恐ろしくなります。意識を取り戻した花ちゃんは最初、何が起こったか把握できないのですが、そこに血を流した林の亡骸が転がっているのを見て「私を守ってくれたんだ」と悟り、ビトに美しく微笑みかけます。
巷は、交番で銃を奪い、警官を殺害して逃走したビトの指名手配速報で大騒ぎです。一馬(中井貴一)も町村フーズのお母さん(いしだあゆみ)たちとニュースを見て、ビトに連絡を取ろうとしていますが、携帯がつながりません。
ビトと花ちゃんは街をさまよっていましたが、パトカーが赤色灯を回しているのに遭遇し、「もう後はない」と諦め始めます。でも、ビトにはどうしても、花ちゃんと行きたいところがありました。そこで「最後に一緒に行きたいんだ」とある場所に向かいます。
そこは、ビトが少年時代を過ごした温泉街でした。貧しかったけれど今振り返るととても平和な日々を過ごした町。2人はずっと手をつないで目的地に向かいます。
一馬たちは、ビトの失踪が林に関係があると推測し、最近林がよく出没する美奈子ちゃんの家に向かいます。そこで林が撃たれて死んでいるのを発見します。撃ったのはビトに違いない、でも何か理由があるはず...。そう思いながらも、警察に通報するしかなく、ビトは警官を殺して銃を奪い、その銃で友人を殺した極悪人というレッテルを、世間的には貼られることになってしまうのです。
ビトと花ちゃんは、温泉街の裏山の上、ツリーハウスのような場所で夜を明かします。もちろん手をつないで。そして、目を覚ました花ちゃんは大喜び。なぜなら、ビトに「見に連れてって」とお願いしていたものが目の前にあったから。そう富士山です。
どどーん!とそびえる富士山の前で、ビトは花ちゃんに「自首する」と決意を話し、花ちゃんは「信じてる。諦めないで」と訴えます。
温泉街に降り、とある旅館で電話を借りたビトは一馬に「これから自首する」と伝えます。ビトを追って近くまで来ていた一馬が「すぐ行くから待ってろ」と言いますが、一馬が到着する前に、ビトの宿敵の刑事(外国人への偏見バリバリのおじさん)・古瀬 (北見敏之) がビトを追い詰めてしまいます。
そして、ビトは何の危害も加えたわけではないのに、旅館にいた客は「殺さないで!」と大騒ぎし、SWATみたいなのが「人質を解放しろ」と拡声器で大声を上げ、客を安全に外に出したのになぜか突撃!ってことになっちゃってもうしっちゃかめっちゃか。
ビトは、2人を殺し、人質をとって温泉旅館に立てこもり、機動隊の突撃でようやく確保された極悪人として逮捕されてしまうのです。
そして裁判員制度のもと、裁判が始まります。
裁判を前に一馬はビトに告白をします。それは自分が在日韓国人であることを隠していたこと。「ビトの生き方を見て、自分も逃げてちゃいけないと思った。そう思わせてくれたのがビトの笑顔だった」と話します。
困難な闘いになるのは明らかでした。一馬も、そして一馬から勝算を聞かされていたビトもそれはわかっています。でも、闘わなくてはならないのです。大事なものを守るため。
そういえば、一馬が以前、面会で「花ちゃんにそろそろ会ってやれよ」とビトに言っていたのが気になります。「会ってやれよ」というのはどういう事情なんだろう。林が死んでしまうまでは、てっきり花ちゃんが「かわいそうな林」に同情して結婚しちゃったりするのかと思っていたが...。
![]() | VITAMIN 電気グルーヴ 石野卓球 ピエール瀧 キューンレコード 1993-12-01 5曲目に「富士山」という曲収録。 by G-Tools |
