「アイシテル~海容~」8回目(06/03・日テレ水10)を見ました

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「アイシテル」8回目を見ました。

智也くん(嘉数一星)が葉子(田中美佐子)に「あの日」のすべてを話し始めます。

トイレを我慢していたキヨタンを連れてマンションに行き、トイレが済んだ後、智也の部屋にあるグローブを見つけて「キャッチボールしよう!」とキヨタンが言うので外に出た。
場所はキヨタンがいつも、お父さんとキャッチボールをする橋のたもとで、智也にとってその場所はホームレスのおばあさんに襲われた場所だから行きたくなかったけど「ここがいいっ!」と強固に主張するキヨタンに逆らえなかった。

キャッチボールをはじめてみると、キヨタンはとっても上手で智也は下手くそ。「お父さん、忙しいからキャッチボールはあんまりしたことがない」と言うとキヨタンは「やっぱりヘンだよ、おにいちゃんち」と痛い所をついてくる。
キヨタンは他にも、家に帰っても「おかえり!」と出てきてくれない智也の母親も「ヘンっ!」と、いちいち断定するのだ。もちろん悪意はないのだけど、おしなべてキヨタンは強引で傲慢。

子供はそういうもん、というのもあるが、確かに「自分はかわいがられて当然」と思い込んで好き放題の行いをしてるお子様が巷には溢れていて、「あなたはかわいくもなんともないですよ」と口に出さずとも言いたくなる側の方が肩身の狭い、居心地悪い思いをするのはなんとかならないか。とも思う。

そんな感じで、智也くんは短い時間ではあったけどキヨタンとすごすうち、すごくストレスを溜め込んでいたわけです。
そして問題の核心を思い出すのはやはりつらい作業で、智也は「ここから先は日記に書きます」と、震えながら独房に戻っていきました。

智也がすべてを日記で告白し、ついに審判の日を迎えます。さつき(稲盛いずみ)と和彦(山本太郎)が智也を挟んで腰掛け、葉子の報告に耳を傾けます。

キャッチボールに飽きたキヨタンが「もう帰る、ママが待ってるから」とぐずり出した。智也は「待ってなんかない」と冷たく言い捨てます。この時点で智也はいつもの智也ではなくなっていました。
「おにいちゃん大嫌い」とキヨタン。「おにいちゃんが悪い子だから、おにいちゃんのママもおにいちゃんが嫌いなんだ。だから『おかえり』って言ってくれないんだよ」と。

キヨタンは知らないことですが、智也はここでホームレスに襲われて以来、「自分は汚れている。約束を破った悪い子。だからお母さんに嫌われてもしょうがない」と思い込んでるのですから、「ママはおにいちゃんが嫌い」はもっとも聞きたくない台詞でした。
しかも。キヨタンのバックにはあろうことか、「ママはあなたが大好き」という宣伝コピーを掲げた看板が...不幸に不幸が重なった、最悪の状況で、キヨタンがさらに追い討ちをかけます。

「ママはキヨタンが大好きだから待ってる。おにいちゃんのママみたいに『おかえり』を言ってくれないママとは違うんだ!」
この言葉で智也を理性に押しとどめていたタガが外れます。あとはほとんど覚えてもいないでしょう。キヨタンは押し倒され、頭を何度も地面に打ちつけられ、絶命してしまったのです。

子供をストレスに晒した責任は確実に大人にあると思います。でもそれはさつきだけ、ということではありません。和彦も、キヨタンのママもパパも、二人の子供たちと接点のあった大人みんなにもれなく、責任がある。

さて。もともと犯人の母親にシンパシーを抱いていた聖子(板谷由夏)と、シンパシーなどかけらも感じないし感じたくもないと思っている秀昭(佐野史郎)は、裁判記録に触れて動揺します。
秀昭は「犯人は自分の罪を軽くしようとして、キヨタンを悪く言っているんじゃ?」と疑いますが、葉子は「それなら最初から話していたでしょう」と退けます。聖子は「キヨタンに悪意はなかったことをその子に伝えたい」と言います。

今までずっと明るい表情だった葉子の表情が曇りがちなのが気になります。事件の全容が明らかになってから始まる苦難を知っているからでしょうか。

462077054X毎日かあさん カニ母編
西原 理恵子
毎日新聞社 2004-03

子育ての参考にはならなそう。
でも「すぐれた脳に育てる」みたいな本よりなんぼかマシかと。

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