「ぼくの妹」10回目(06/21・TBS日9)を見ました

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「ぼくの妹」10回目を見ました。

 宿敵から一転、患者と主治医の関係になった九鬼(千原ジュニア)と盟(オダギリジョー)は、なかなか順調に信頼関係を築いていき、手術の日を迎えます。5時間に及ぶ大掛かりな手術、しかも妹の恋人、しかしそもそもは敵、という複雑な事情があって緊張気味の盟ですが、冷静にプロとして手術に向かいます。颯(長澤まさみ)はその間、九鬼と2人で住む花畑に囲まれたマイホームの絵を描いていました。

 手術が終わる頃、颯は「野上先生がお呼びです」と看護師から手術室に呼びつけられます。「もしや失敗!?」と視聴者はびびりますが、なんのことはない「手術が終わった。うまく行ったよ」という報告でした。びっくりさせないで! 
 でも颯はとにかく嬉しくて、お兄ちゃんに抱きついて泣いて喜びます。

 退院までのリハビリにも九鬼は熱心に取り組み、回復は順調。しかし、盟はちょっと不安を感じていました。それは、九鬼が戸山病院に来ることを決める前に2人で話したとき、「俺は自分が何をしたいのかわからない。側にいる人が喜ぶことをやってきただけの気がする」と遠い目をしてたことです。

 一方で盟は理事長のお嬢さん・春奈(笹本玲奈)とのことでも心をくすぶらせています。九鬼の手術の後、盟は春奈に誘われランチに行き、「結婚してみない?」と結婚プロジェクトをオファーされました。「先生が病院長、私が理事長でどう?」と。「どう?」って!という感じですが、盟も「僕には田舎で開業医をやりたいという夢があります。子供じみていますが」と返すのが精一杯。春奈にからも「子供じみてますね。そんな夢には蓋をしちゃってください」と一刀両断されます。

 九鬼の病室を盟が訪ねます。颯は退院の手続きでいません。枕元には颯が手術中に描いたマイホームの絵があります。「この絵をどう思う?」と盟。「俺には似合わないな」と九鬼。確かにこんな夢物語を見せられたら引くよ、というのは正直な気持ちでしょう。九鬼は「俺は退院したら自分をリセットしたい」とも言います。

 盟は「妹は君とこういう家に住もうと思ってる。君を背負う覚悟がある。リセットもいいが、妹を幸せにできないなら別れてくれ。態度をはっきりさせろよ」と、今までとは違う、前向きな気持ちで言います。九鬼にもその思いは伝わったようで、2人は握手を交わすのです。

 九鬼に「態度をはっきり!」と言った盟はわが身を振り返り、春奈と会う約束をします。そして、「僕は夢に蓋をすることができません。すみません」と「はっきり」させます。春奈は「父が残念がるわ」と強がりますが、本当は...。

 九鬼が退院します。病院の玄関まで盟が送り出すと九鬼は「ありがとう」と心からの感謝を伝えてくれました。「地上に会ったいい人にあげることにしている」と、手作りの吹き独楽(折り紙細工。上から空気を吹き付けるとくるくる回る)を差し出します。

 九鬼を無事退院させた安堵感で盟は、すっかり颯の友だちになってその日も付き添いに来てくれていた機美(西原亜希)を「今日飲みにいきません?」と誘います。その席で機美は、「九鬼さんと颯さんもうまく行きそうだし、これで安心して岡山に帰れます」と。
 盟は動揺します。「だって、僕を川端病院にヘッドハントしに来たんじゃないの?」と。機美の話では寄見出身の産婦人科医が川端病院に来てくれることになったそうで、「先生が来てくれないからしょうがないじゃないですかぁ!」と言うのですが、盟は「産婦人科医じゃだめっ! 内科じゃなきゃ!」と熱くなり、なりゆきで「じゃあ行けばいいんでしょ」と、週に2回、岡山に通うことを承諾してしまうのです。あらあら。

 さて。酔って眠ってしまった機美を家に連れ帰り、盟もぐっすり眠っていたその明け方、颯から電話が。「九鬼さんがいないの!」「アリガトウ。旅に出ます。花畑をよろしく」というメールが届き、九鬼が姿を消したというのです。

 「花畑にいるかも」という颯の機転でビニールハウスに行ってみますが九鬼はいません。そこで盟は颯に、入院中に九鬼と話したことを打ち明けます。「幸せにできないなら別れろ、なんて! 九鬼さんプレッシャーに感じたのよ!」と颯は激昂。そして「私の幸せを邪魔しないで! お兄ちゃんとは縁を切るから!」と泣いて怒って出ていってしまいます。

 颯の後姿を見ながら盟は、九鬼の気持ちも少しわかる自分を抱えつつ、「がんばれ颯」と唱えるばかりでした。「がんばれ颯」って!

4255003785博士の折り紙夢BOOK
川崎 敏和
朝日出版社 2006-12-12

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