「ぼくの妹」1回目(04/19・TBS日9)を見ました

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オタギリジョー、長澤まさみが兄妹を演じる日曜劇場「ぼくの妹」を見ました。

優秀な外科医なんだけど真面目すぎて生きにくそうな、たいてい困り顔で何かを諦めてしまったようなバイタリティの薄い兄・江上盟(オダジョー)と、池袋でキャバ嬢をやり、仲間相手に貸し金業をしながら一攫千金のチャンスを常に狙ってる野太い妹・颯(「さや」と読む。長澤まさみ)は、小さい頃に両親を亡くし、主に颯のちゃっかりぶりに支えられて生きてきた兄妹。盟が医大に行けたのも颯の力が大きい。

大学病院で陰湿ないじめを受け、「僕もオヤジみたいに田舎で開業しようかな...」と後ろ向きな盟がある日、趣味のサイクリング中に道でケータリング屋の女性と衝突、その女性が足をケガしたばかりか、料理を台無しにしてしまい、弁償問題に発展することで、盟の生活にはある意味、色が添えられることになる。

「私も悪いからお金はいいんです」と盟の弁償を断った桐原里子(ともさかりえ)のことが気に掛かり、盟が彼女の住む街へ赴くと、迎えに来た里子は「足は治りました。でも店はクビになって」と静かに笑う。で、「それよりも...」と里子が盟に頼んだのは、朝から具合が悪くなった同じアパートに住むおじいちゃんの診察だった。
じいさんはただの腹痛ですぐ復調するんだが、「先生、助かったよ!」と仲間の酒盛りに盟を招待する。ついつい飲み過ぎた盟は宴会の後、ひょんなきっかけから里子とキス、そのままベッドイン(布団だったけど)...

んでもって、里子は別れ際、盟に唐突に400万の借金を願い出るのだ。曰く「山梨の父がガンで、経営している工場の借金がかさんで...」 おいおい怪しすぎるぞ。
しかし、里子のしおらしさにヤラれている盟はすぐ颯に連絡する。翌日、兄の職場に金を持って颯が現れる。弁護士(で妻子持ちの彼氏)の瀬川(田中哲司)も一緒で、桐原里子が会社をクビになどなってないこと、田舎は山梨ではなく福井ということ、父親はとっくに死んでることを盟は報告される。

盟は里子と約束したカフェ(屋上にある不思議な佇まい)へ。店は休みで里子は外にいた。「富士山が見える。父はあの麓にいる」と演技する里子に盟は「田舎は福井なんですよね」と静かに詰め寄る。弁明できず、表情をこわばらせる里子を残し、その場を去った盟だったが、途中で、「言い訳を聞いてあげるべきだったんじゃ?」と仏心がむっくり。

屋上にはしかし、里子の姿はなかった。首もとに巻かれていたスカーフがパタパタとアンテナにひっかかってはためいている。胸騒ぎがしてビルの下をのぞき込むと...里子の身体が手足があらぬ方向に折れ曲がった状態で落っこちていた! 下はやじうまだらけで大騒ぎ。大変。

ほのぼのヒューマンドラマと思っていたら大間違い。なんだかサスペンスです。脚本は池端俊策さんという大御所で、「楢山節考」「復讐するは我にあり」ほか今村映画に関わった方でした。

しかし、オダジョーの困り顔がいい。ワイルドで殺傷力を感じる男を演じるオダギリさんも素敵だが、このヘナチョコ顔はドラマ「サトラレ」以来。私は断然支持したい。

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西川美和
バンダイビジュアル 2007-02-23

オダギリさんの別の「ステキ」が見られます。

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