アリアケのレシピノートを挟んで、喫茶店で向かい合う静奈(戸田恵梨香)と行成(要潤)。高山(桐谷健太)が「志穂」と呼んだことから行成は「どういうことですか、志穂さん!」と問いつめる。
すると静奈は「そんな名前で呼ばないで!」と取り乱し、本名「有明静奈」を名乗る。行成は佐緒里から「静奈ちゃん」という幼い頃の友だちの悲しい話を聞かされていたからびっくり。「事故で両親を亡くした」「仲良しのお兄さんとは血がつながっていない」...そんな悲しい過去を、佐緒里だと思っていた目の前の女性が背負っていたとは!
しかも、目の前に置かれたノートが、警察が父・政行(柄本明)の関与を疑っている「殺人事件」の被害者「アリアケ」さんのモノ――ってことはすなわち、自分の父が殺した(かもしれない)夫婦の娘さん(静奈)に行成は恋心を抱いてたことになる。呆然。
これで行成を使って「政行の犯行の証拠を掴むぞ!」という作戦はおジャンになった。そこで功一は(二宮和也)いつもの屋上に柏原(三浦友和)を呼び出す。柏原が来ると泰輔(錦戸亮)と静奈も登場し、事件以来ずっと助け合って生きていること、実は詐欺を働いて金を稼いでいることを告白する。呆れる柏原。
そして、話は核心へ。詐欺の過程で偶然、戸神政行の顔を偶然目撃した泰輔が「あの夜の男!」と直感し、一方で静奈がとがみ亭のハヤシライスを食べ「アリアケの味!」と驚いた。つまりあの夜、政行はハヤシライスのレシピを盗むために家に来て、話がこじれて両親を殺したに違いない!という推理に至ったいきさつを説明する。
しかし、犯人の息子に証拠を取られ、時効を前にもう打つ手がない。どうしたらいい?有明3兄妹は刑事に相談する。柏原は「刑事のオレが言うことじゃないが」と前置きしたうえで、事件の数少ない証拠=ビニール傘を脅しに使ってみては?と入れ知恵する。
後日、静奈は行成を「会ってもらいたい人がいる」と呼び出す。指定場所はすでに行成の行きつけとなったカレー屋ジョージクルーニー。そして目の前にはご主人=功一がいる。そして静奈は「ご主人」を「兄です」と紹介する。行成、わけがわからない。さらに宝石商=泰輔が現れ、こっちも「アニキ」だと...まったくわけがわからない。そして功一から、最初は宝石詐欺で金をせしめようと思ったが、途中から自分たちの親を殺した犯人探しにシフトしたのだと説明を受ける。その犯人とは戸神政行。行成の父だ。
行成は「そんなバカな」と受け入れなかったが、状況証拠を提示されると心が揺らぎ始める、そして「実は」と幼い頃に付けていた天体観測ノートを差し出す。事件の夜、行成もしし座流星群を観測していた。しかし、いつもは息子と一緒に星を見ている父が、その日に限って家を空けていたのだ。ノートの政行の欄には観測結果が書かれていない。佐緒里が静奈とわかったあの日から、行成なりに調べていたのだ。
「つまりおやじにはアリバイがない」――行成はそう行って、アリアケ三兄妹に協力する約束をする。
作戦決行は時効当日。功一と泰輔は神奈川県警の刑事と鑑識係の役で戸神邸に現れる。そして、行成の協力で事前に入手したDNAと、14年前の現場にあった証拠の品に付着したDNAが「一致しました」と、政行の前で功一扮する鑑識係が報告する。
「そんなはずはないなぁ」と落ち着き払って事件への関与を否定する政行に、行成がカマをかける。「そうだよ。きっと盗まれたんだ。そうだよな、気に入ってたのになくなったって言ってたじゃないか!」と。
すると政行は「そんな昔に気に入ってた傘のことなんか覚えてない」と口にする.........おっとぉ! そうなのである、ここまで誰も、証拠の品が「傘」だとは一言も口にしていない。なのに政行は「傘」と名言してしまった。これで嘘が崩れた。
「もう逃げられないな」と言われ、観念するどころか「どういうことだ!」と激高する政行だったが、行成が「この二人は有明さんの息子さん」と紹介すると、政行は黙ってしまう。
泰輔が政行に自白を促し、外で待っているはずの柏原に連絡をしようとすると、功一はそれを制して政行を厳しく問いつめる。「なんで殺した!?」 そこに静奈も現れ、それが二人の妹だと知ると、政行は訥々と話を始める。柏原と萩村(設楽統)も静奈について現れていた。
政行は「君たちの想像どおり、わたしはお父さんのレシピを盗んだ。すばらしい料理人だったが、金にだらしない人だったなぁ」と回想する。
幸博(寺島進)が入り浸るテキ屋に料理を出前していたころ「こんなまずいもん食えるか!」とバカにされた政行は、悔しくてアリアケへ赴いた。まずかったら暴れてやろうと思ったのだ。しかし、一口食べて、そのうまさに驚き、気づいたら「レシピを売ってくれ」と土下座していた。「うちの人はレシピを売るような人じゃない」と塔子(りょう)に追い返されたが、その後、幸博から「レシピを50万で買わないか」と持ちかけられたのだという。3兄弟は驚く。そしてあの夜、政行はアリアケにレシピをもらいに出かけたのだった。
政行は名言する。「あの夜、泰輔くんが見かけたのは私だ。しかし、私は殺していない。私が行ったとき、ご両親はすでに殺されていたんだ」と。
がーーーーーーんっ!
こんな作り話信じられるかぁ!と誰もがちゃぶ台をひっくり返すだろう。泰輔もブチ切れた。が、政行はこの後、ある証拠を......。ここまで事件の真相に近づいたと思ったらまた迷走してしまうのか??