流星の絆 第8回 2008/12/05放送分  

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 功一(二宮和也)は静奈(戸田恵梨香)が行成(要潤)にマジ惚れしていることもお見通しだった。そして、警察が戸神に接触することも読めていたので、そろそろ計画の仕上げにかからなければ、とも思っていた。

 功一と泰輔(錦戸亮)が仕込んだ偽の証拠を手がかりに、警察はまんまと戸神政行(柄本明)をターゲットに据えた。次は殺す動機が必要になる。ってことで、功一は親父(寺島進)の形見、アリアケのレシピノートを戸神の家に隠すことを思いつく。戸神の家でノートが見つかれば、「ハヤシライスのレシピを奪うため」の殺人だったと警察も納得するだろう。

 問題はノートをどうやって戸神の家に隠すかだ。静奈にやってもらおうと思っていたが、好きな人の父親を陥れるような真似ができるだろうか? 

 功一の指示で行成に別れ話(カナダ留学話)をして帰ってきた静奈に「大丈夫なのか?」と探りを入れると静奈は「ちょうど家に招待するって言われてきたし」と了承するが、詐欺の山場を静奈の恋心が邪魔してしまわないか、不安が残る。

 その頃、戸神の家に乗り込んでいた柏原(三浦友和)と萩村(設楽統)は金時計の見つかった経緯と、その意味について説明をしていた。金時計は殺人事件で殺された被害者の持ち物で、それはどうやら、戸神一家が昔住んでいた桜木町の家の屋根裏に置かれていたものらしい(見つかったのは盗難車の中だけど)、ついては被害者と戸神政行に接点がないか確認したい、と。

 政行は時計を見せられても、有明一家が映った記念写真を見せられても知らぬ存ぜぬで通したが、そのきっぱりした否定っぷりが柏原にはなんとなく気になる。

 さて、ノートを隠す作戦決行の日が来た。静奈は「何を着ようかな? あ、でも別にもう戸神さんとは会わないからどうでもいいのか」と自分で自分に突っ込みを入れながらも内心は好きな人の家に招かれるのを喜んでしまってる。功一と泰輔は、静奈のうき足だった様子を心配げに見ている。が、頼みは静奈しかいないのだ。

 戸神邸。母・貴美子(森下愛子)は「息子を騙す若い女」を迎える体でばっちり着物を着込んで迎撃ムードまんまんだが、好物の羊羹を静奈が差し出した時点でさっそくガードを下げ、「行成のどこがいいの?」と静奈あらため佐緒里に問うて「誠実なところです」と即答されると、すっかりこの娘を気に入ってしまった。

 貴美子は「行成はあなたに会うためにいままで彼女をつくらなかったんだわ」と舞い上がり、「よければ使って」とパリで買った香水を佐緒里に差し出す。佐緒里は手の甲に少しつけて香りを確かめ、「好きな香りです」と機嫌をとりまくる。しかし、この行動が仇になろうとは...。

 ここで、政行が「調べモノがあって」と帰宅。佐緒里に挨拶をするなり「ウチのハヤシライスと同じ味を食べたんだって?」と問いつめる。静奈はなんとか質問を交わし、いよいよ本題に切り込んでいく。「行成さん、お部屋を案内してくれる?」

 広い家のゲストルーム、天体望遠鏡をおいたサロン、そして書斎。「ここがいい」 静奈は心に決め、タイミングをはかる。貴美子が「下で羊羹を食べましょう」と声をかけにくると、静奈は「その前にお手洗いをお借りします」と行成と貴美子と離れる。そして書斎に戻り蔵書の隙間に大慌てでレシピノートをねじ込むことに成功。しかし! 書庫を出たところでなんと政行と鉢合わせしてしまう。「どうしました?」「あ......お手洗いの場所がわからなくて」と誤魔化し窮地を逃れるが、危なかった!

 静奈の任務は終わった。これで行成とはもう会うこともない。しかし、別れ際に行成は「カナダに発つ前に時間をください」とプロポーズを匂わせる。嬉しい...でも会うのはこれが最後なのだ。

 両親を殺した犯人・戸上政行を追いつめたいという思いと、ただ普通の恋する女の気持ちがせめぎ合う。静奈は別れ際、行成の胸に飛び込むが、そのぬくもりを確かめると体を離し「さようなら!」と元気に告げる。行成はこれが別れだとは気づかない。

 それから数日、静奈はひとり部屋に閉じこもり、酒を呑んでは泣き、泣いては酒を呑んで過ごした。功一も泰輔も遠くから見守るしかない。が、ある日の夕暮れ時、静奈がおしゃれをして家を出ていくのをふたりは目撃する。

 後を追うと、着いたのは麻布十番。行成の店がある街だ。静奈はせめて行成の気配だけでも感じたいとここに来たのだろう。が、静奈を待っていたのは意外な人物、3兄妹が騙して金を巻き上げた係長・高山(桐谷健太)だった。「志穂、どうして日本に?」とカナダ留学を理由に自分のもとを去った女を問いつめる高山。ピンチだ!

 と、「手を離しなさい!」と正義の味方のような声がかかる。振り向くとそこに行成がいて、事情をすぐに飲み込んで静奈と口裏を合わせて高山を退治してくれた。ありがたい。しかし、今度は行成が静奈を問いつめる。「これはどういうことですか?」と差し出したのはアリアケのレシピノートだった。書庫に隠したはずなのにどうして?? 静奈も、静奈を追って来た功一と泰輔もびっくり。

 行成は調べモノをしていた偶然ノートを見つけ、ノートについた香り(母親が佐緒里にプレゼントしたあの香水だ!)から佐緒里が隠したことに気づいてしまったのだ。佐緒里を信じたい、しかし警察が父親を犯人扱いしている殺人事件は「アリアケ」という洋食屋に関係があり、ノートの表紙には「アリアケ」の文字。一体、目の前にいるこの女は何者なのか?と行成は思っている。

 さて、行成の思わぬ妨害にあい、有明三兄妹の作戦はこのまま頓挫してしまうのだろうか!? そんな!