望月くん(平岡祐太)の意識が戻る。しかし、三浦の逮捕と、被害者とはいえ望月の事件とで教育委員会はなんだか暗いムード。暗雲が暗雲を呼ぶように、手強い保護者集団が襲撃してくる。
リーダー格の宮園貴代(高橋ひとみ)はセレブ奥様。以前「息子の内申書の点数が不当に低い」と田川教育長(角野卓造)ににじり寄り(当然だが)却下されたのを根もってて、今回の不祥事続きに乗じて「もう教育委員会は信じられない。メンバーの一新を!」と訴えてきたのだ。
樹季(米倉涼子)はその頃、城山(草刈正雄)から新しいクライアントをアサインされていた。城山は教育委員会に力を入れすぎてる樹季を引き戻したいのだ。客は事務所でも特に大事にしている宮園清三(西岡徳馬)。そう、教育委員会にケチをつけている貴代の夫なのだ。が、この時樹季は知るよしもなく「お願いします」と余裕の表情。
樹季はある日、宮園に呼び出される。そこには貴代がいて「相談が」と。よくよく聞くと貴代のお願いは「田川教育長を辞めさせたい」ということ。「不祥事続きの教育委員会は信用できない。一度解体させたい」との頼みに樹季さん大困惑です。
そんななか、週刊誌に(匿名ながら)田川や三浦、望月の顔写真(目のところが黒く塗りつぶされてるアレ)入りで教育委員会の記事が載る。「保護者をモンスター扱いする教育委員会!」という見出しが踊っている。これはよくない展開。
記事は、教育委員会が「モンスターペアレント撃退マニュアル」を用意しているという内容だが、実はネタは貴代が入手した内部資料だった。貴代は資料を手に入れるため教育委員会の助役を懐柔したのだ。
貴代は田川に「撃退マニュアル」の存在に関して、「説明会を開催してほしい」と迫る。そして「集まった保護者たちが説明に納得がいかなければ、教育長の辞任と教育委員会は解体。新しく保護者が運営する教育委員会を立ち上げる」と宣言する。
樹季は教育委員会の窮地に何もできないでいる自分を不甲斐なく感じて、入院中の望月の病室へ。「私は何をすべきなのか...わからないわ...」と暗い顔の樹季に望月は「先生はわかってるじゃないですか。優秀な弁護士はたくさんいる。けど先生にしかできない仕事がある」と声をかけ、刺される前に樹季のために買っていたショッキングピンク(!)のブラウスを渡す。これで樹季の気持ちは決まった。
樹季は早速、城山に「事務所を辞めます」と報告にいく。城山は「やはり...」という表情ながら、「あなたの決めたこと。応援します。でも無理しないでいつでも戻っていらっしゃい」と微笑んでくれた。
説明会。会場には多くの保護者が集まり、壇上には貴代をはじめ、リーダー格の保護者たちが厳しい表情で待機している。そこへ田川登場。完全にアウェイのなか、説明会が始まる。終始、保護者優勢の空気が占めている。
会場ロビーには樹季のおかげで不起訴となった三浦の姿もあった。今日は、離ればなれになっていた妻子が警察まで迎えに来てくれていたのだ。妻が「高村さんが迎えに行ってほしいと頼みにきたの。...そういえば」と「教育委員会の不祥事に関する説明会」のビラを見せてくれて、田川のサポートに来たのだった。
壇上の田川が貴代の攻撃を受けると、三浦はたまらず会場に入ろうとするが、一足先に樹季が壇上へ。望月がプレゼントした派手なブラウスを着て、堂々と話を始める。曰く「教育委員会で働き始めた当初、私が保護者のことをモンスター扱いするのに注意してくれたのは教育長だった。大切なのは子どもたち。親も教師も子どもたちのために必死。時には意見の食い違いもあるが、歩み寄ることが大切。その相談相手に教育委員会はなれると思う」と。
貴代は「夫の担当弁護士」と思っていた樹季の突然の登場、しかも教育委員会擁護の姿勢にあんぐり。
そして「もう一度教育委員会を信じて、お子さんの教育のお手伝いをさせてほしい」という樹季の言葉で場内に大拍手が巻き起こる。ロビーで話を聞いていた三浦も、教育委員会の働きを理解し、それをこれ以上ないほどにうまくアピールしてくれた樹季に感謝して最敬礼。貴代の思惑はうち砕かれ、教育委員会は存続が決まる。
後日。望月は復帰、三浦は教員に戻る準備を始める。そして田川は「今日からまた弁護士の先生を頼んだから」と。そして現れたのは...樹季だった。「今日から時給は千円かあ~」と言いながらうれしそう。でもブランド品は買えなくなるわよね。どうするのかしら。望月も小山(温水洋一)もエリサ(大友みなみ)も大喜びだ。
しかし喜びもつかの間、廊下からミシミシと新たなモンスターの足音が......! モンスターはこのくらいではへこたれないのである。
![]() | モンスターペアレントDVD-BOX 米倉涼子, 平岡祐太, 佐々木蔵之介, 温水洋一 ポニーキャニオン 2008-12-03 by G-Tools |
