tomorrow 第8回 2008/08/24放送分 

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 入院中にもかかわらず、遠藤(緒川たまき)が「セレブ病院プロジェクト」をずんずん推し進める一方、航平(竹野内豊)と仙道(岸部一徳)の市民病院存続のための草の根の努力は一向に報われない。医師が全然集まらないのだ。

 遠藤側はセレブ病院への布石として「入院1泊12万円」を患者に通達。「病人を、弱者を追い出す気か!」と患者に責められる看護士や医師たちもまた、ひたひたとリストラの波に迫られつつあった。

 ある日、「リストラされるかも」「次の職場を探さなきゃ」と浮き足立つ看護士の不注意から、小児喘息で入院中のマコト(沢木ルカ。女の子だった!)がひどい発作を起すに至る。看護士長・和子(エド・はるみ)が若いスタッフに「看護士失格!」と怒鳴りつけるが、折りしも、スタッフのあいだには「和子がプロポーズを受けた」という噂が流れており、「自分は結婚が決まって安心してるからよ」と妬む声も......。

 しかも、看護士のひとりが退職を決意し辞表を渡したときも、和子は「そう」と受け取るだけ。愛子(菅野美穂)は「今まで家族同然のスタッフなのに引きとめもしないなんて!」と和子に不満をぶちまけるが、「ここで辞めるべきか続けるべきか私にもわからないのよ。ごめん」と、和子も心の迷いを吐き出す。

 そんななか、和子が倒れる。子宮筋腫だった。筋腫持ちとは自覚していたが、忙しさにかまけて治療を怠っていたのだが、片岡(田中実)の診察によると「子宮全摘出が必要な状態」。和子はショックで声も出ない。

 航平は愛子と退院を控えた小沢さん(光石研)の病室に回診。おもちゃのデザインを仕事にする穏やかな男だ。小沢さんは「実はある人にプロポーズしたんです。仕事を持っているから無理かもしれないな...」 「もしや?」航平は和子のことを思い出す。

 そう。和子にプロポーズしたのは小沢さんだった。結婚も考えていた。和子の心は揺れていた。しかし...子宮全摘出...。小沢は子供好き。できれば好きな人の子供を産みたいが、それができなければプロポーズを受ける資格はない。そう判断した和子は片岡の紹介で別の病院で手術を受けることに決め、小沢には「結婚できない」とだけ告げる。

「もしかしてプロポーズは小沢さん?」と訊ねる航平に、和子は「仕事に生きると決めたらすっきりしました」と申し出を断ったことを告げる。しかし、理由は話していないらしい。

 気持を切り替えた和子だが、また仕事中に倒れてしまう。今度は出血を伴い危険な状態。別病院へ搬送する時間はなく、市民病院で緊急オペ。航平が執刀することになる。痛みのなか、オペを了承する和子に航平は「全力を尽くします」と約束する。

 和子の手術室の前で、不安げにしているマコト。男の子を欲しがってた親の元に自分が女の子として生まれたから母親に捨てられたと思い込み、愛されることに必死なマコト。和子はその思いを引き受けてマコトに愛を注いでいた。その和子の命の危機に、マコトは不安を隠しきれない。と、遠藤がそこに通りかかる。「強くなりなさい。大切な人を守るには自分が強くならなければ」 なるほど~

 さて実は航平、和子の子宮を温存する方法がないものかと、筋腫のオペについての資料を読み漁っていた。そして、オペは無事終了。麻酔が覚めた和子に、航平は「温存できましたよ」と報告する。和子を心配して集まったスタッフも嬉しそう。喜びの涙を流す和子だが、小沢はすでに退院していた...。

 と、病室に息を切らせて小沢が駆け込んでくる。実は手術前に愛子が小沢に会いに行き、和子がプロポーズを断った理由と、緊急手術を受けることを知らせていたのだ。「僕は子供を産んでほしくて和子さんに結婚を申し込んだわけじゃない。あなたといたいんだ!」 小沢の言葉に和子、大泣き。

 マコトも病院を出て、遠藤の指示通り福祉施設に引き取られていった。施設行きを怖がっていたマコトだが、きっと遠藤の言葉が心に響いたのだろう。退院していくマコトの後姿をそっと見守っている遠藤の表情には厳しさと同時に柔らかさもあった。これが遠藤の愛のかたちなのだろう。

 で。和子は小沢の転勤について北海道に行ってしまった。愛子が士長に代わって朝の業務確認をしていると、和子登場。「なんでぇ!?」と驚く一同に「半年だけ待ってもらったの」と。結束を強めた市民病院存続派はどこまで頑張れるのだろう。