今回のモンスターは小学生の娘・実咲ちゃんの父親、松永さん(相島一之)。樹季(米倉涼子)と望月(平岡祐太)が呼び出されて小学校に行ってみると、松永さんは「担任の武藤先生が娘をたぶらかしている!」と鼻息荒い。
「これが証拠です」と差し出したのは学級ノート。担任と生徒がやりとりする交換日記みたいなアレだ。最後のページに書かれていたのは「先生は大好きだよ!」という1行。確かに「ええ~っ!」と思うが前のページを見ると、その1行の前に「頑張る子は」とある。つまり「頑張る子は先生は大好きだよ!」となる。お父さん、単なる誤解です。
しかし松永さんは引かない。「うちの子が可愛いからと言って...!」と鼻息をさらに強め、こんなことも言い出した。「しかもイケ面すぎる!」そ、そんな...。そして「整形してください!」と追い打ち。
さらに遠足の行き先にも口出し。山は虫に刺されたり蛇に噛まれたり、海は水の事故が危険だし潮風が身体に触るとかなんとかかんとかいちいちケチをつける。それから不審者が心配だから警備員を置いて監視カメラもつけろときた。これは重症だわ~
珍しくお休みを取ることを決めた樹季に、望月くんから電話。また松永さんからの呼び出しだ。行ってみると「今度の日曜日、娘が友だちと水族館に行くと行っている。子どもだけでは危険なので引率をお願いしたい」と。
しかし、武藤先生はイケ面すぎるからダメ、そして自分は接待ゴルフで、そして妻はワケあって(実家の父親が病気といいわけするが、アヤシい)ついて行けないので...ということで、白羽の矢が立ったのが樹季。休みには家で陶芸をやるぞ!と思ってたのに、女性キャリア弁護士、たまの休日になぜか小学女子と水族館へ。
かったる~と思いつつ出かけた水族館は、でも意外に楽しくて結構リフレッシュできてしまった。が、気になるのは実咲ちゃんの様子。「お母さん、おじいちゃんの看病で大変ねえ」と話を振ると「父がそう言ってたんですか...」と表情を曇らせてたのだ。
樹季にはここまで無茶を言う松永さんの気持ちがわからなかった。しかし教育長の田川(角野卓造)の言葉で少し気持ちが変わる。曰く「高村先生にはお子さんがいないから、子を持つ親の本当の気持ちはわからないけれど、親に大切にされた経験が大切な思い出だってことはおわかりになるのでは?」
ある夜、また松永さんから連絡が入った。しかし今回は事情が違う。実咲ちゃんがまだ家に帰らないというのだ。職員室に集合した樹季や武藤先生を前に、「だからあれほど言ったのに。学校の責任ですっ!」と松永さんはカンカン。みんなで街中を探し回るが見つからない。が、樹季がふと水族館での実咲の様子を思い出し、実咲ちゃんの居場所はあっさり見つかる。
実咲ちゃんは母親の実家にいた。おじいちゃんが病気というのは松永さんの嘘で、実は夫婦喧嘩の末、妻が実家に帰ってたのだ。この旦那じゃ無理もなかろう。
で、松永さんが「ご迷惑をかけて...」と樹季や武藤先生に頭を下げ、実咲ちゃんを迎えに職員室を出るとき、樹季は声をかける。「実咲ちゃんを叱らないであげてね。お父さんの気持ちは伝わっているはずだから」と。樹季も少しずつ親心とか親子関係とか、法律では拾わない人の気持ちの機微がわかってきたのかも。