tomorrow 第4回 2008/07/27放送分 

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 遠藤(緒川たまき)の調査で8年前の医療ミスで航平(竹野内豊)が死なせたのが愛子(菅野美穂)の母だったとわかり、航平は愛子の顔を直視できなくなる。「自分のミスと向き合う」と宣言したものの、まさかこんな身近な人の肉親とは...。

 しかも「最近お姉ちゃんの顔をまともに見ないって? もしかして恋...」と病室に航平を呼びつけた七海(黒川智花)からは、「私が弁護士になりたいのは母を殺した医者を訴えるため」と言われ、ますます追いつめられる。

 さて。市民病院の患者が動揺している。原因は遠藤が「カネにならない長期入院患者を退院させる」という方針を打ち出したから。「わたしゃ出てかないよっ!」と一番頑なに抵抗しているのは河原さん(佐々木すみ江) っていう口の悪いおばあちゃん。医師やナースにも憎まれ口ばっかりで、ほとほと手を焼かせてる。ケガはとっくに治ってるのにリハビリもせずに病院に居座っているのは、ご主人を亡くし独り身だからなのだ。気の毒。

 しかしこの河原さんがある日、突然「じゃ、退院しますから」とヨタヨタ病院を出ていった。正義漢の愛子は「遠藤先生が何か言ったんじゃ?」と疑うが、実はこのばあちゃん、自ら退院を申し出たという。遠藤に「自分が出てくからマコトを追い出さないでくれ」と頼んで...。

 マコトくん(沢木ルカ)は小児喘息で河原のばあちゃん同様長期入院をしている。ばあちゃんのポーカーの相手をしたり、けっこう仲良しなのだ。河原さんがマコトに思いを寄せるのはこの子もひとりぼっちだから。マコトが入院したのをいいことに母親が夜逃げして、少年は帰る場所がないのだった。

 航平は街で河原さんと遭遇していた。家に帰るでもなくふらふら歩いているので「送って行きます」と航平。「ほっといてくれよ!」と血圧が上がり倒れ込む河原を自宅アパートへ運び茶を振る舞っている。と、ばあちゃんは部屋にあった1枚の写真を食い入るように見つめるのだ。漁港近くの灯台と昇る朝日。実はその写真には河原さんのご主人の漁船が写ってたんだが、航平がそれを知るのはあとのこと。

 航平が「ここはいい町だけれど、僕はここにはいちゃいけない人間」と、自分のミスで死なせた患者の娘・愛子と出会った後悔を思いながら泣き言を言うと、ばあちゃんは「甘えるんじゃないよ。人間はどこで生きるかじゃなくどう生きるかだ」と航平を叱咤する。それは河原さんの亡くなったご主人がばあちゃんによく言ってた言葉らしい。航平は自分の甘さに思い至る。

 さて、河原さんの退院理由を知り、家にいるはずのおばあちゃんに連絡をした愛子は驚き事実を知る。河原は入院費用を払うために家賃を滞納していて、アパートから追い出されていたのだ。帰る場所のない老人はどこへ? しかも折しも豪雨。心臓の弱っている河原さんが気に掛かり、航平と愛子は雨の中、ずぶ濡れでおばあちゃんを探す。

 河原さんは漁港にいた。写真で見たご主人の船のある港の堤防の突端でまさに海に飛び込もうと足を踏み出したとき、航平が声をかける。「僕の部屋にいたとき、既に死ぬことを考えていた。なのに僕に、しっかり生きろ!と言ってくれた。そんな河原さんを死なせるわけには行かない!」と。そして「辛いことがあっても頑張りましょう。僕もがんばります!」と河原さんの手を握りしめる。

 その後、町の有志の協力でばあちゃんは新居を得ることができた――実は看護士長の原田(エド・はるみ)が孤軍奮闘したのだけど、一応遠藤をフォローすべきポジションなのでナイショにしてるあたりがぐぅ~(苦笑)。

 そして航平は河原に「頑張る」と宣言したときに決めたことを今日、愛子に告げようとしている。いつもの屋上で「話がある」と。「8年前、お母さんが亡くなったのは自分のせいなんだ。僕が執刀した」と...。にわかに信じられない愛子。しかも!仲間のナースが屋上に駆け上がってきて「河原さんがっ!」と息を切らす。

 なんと、新居から買い物に出ようとした河原のばあちゃんが玄関先で倒れ、心配停止で運び込まれたのだ。救命措置を諦めた遠藤に代わって必死の心臓マッサージを続ける航平。もう無理だとわかっていても諦めてなるものか...もう諦めるのはいやなんだ...しかし、ばあちゃんは帰らぬ人となってしまう。嗚咽する航平。そして河原さんの死のショックはもちろん、8年前の真実を受け入れることができず愛子は絶句するばかりだ。