モンスターペアレント 第5回 2008/07/29放送分  

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 樹季(米倉涼子)は望月(平岡祐太)に誘われ川野小学校を訪れる。ここは民間人が校長を務めるモデル校で、今日はその友竹校長(前田美波里)が「教師と保護者の連携」についての講演を行う日だった。

 現れた友竹校長は元大手通信会社のやり手というだけあり、身なりも佇まいも隙のない才女という感じ。ステレオタイプで美辞麗句を並べ立てた演説はなんだかうさんくさいが、保護者の間では信頼も厚く大人気で「友竹校長後援会」も結成されてるくらいだ。

 講演後、友竹は樹季を呼び止める。「教育委員会に優秀な弁護士さんがいると伺っていたけれど、やはり貴方でしたか!」と大げさに樹季を褒めたて握手を迫る。その日は「今度ゆっくり...」と別れたが、後日なぜか弁護士事務所まで現れ「折り入って」と相談を持ちかける。

 曰く、「保護者との連携がうまく行っている我が校だけれど、1人だけ扱いづらい親がいる。高村先生に対応をお願いしたい」と。樹季が「では教育委員会へご相談に」と言うが「いえ、どうしても先生にっ!」と友竹校長。いったい何を考えている??

 樹季が面会したのは梶田さん(猫背椿)。聞けば息子の拓人くんが担任の加川先生にぶたれて以来、大人や学校を怖がってしまっているので、先生から息子に謝ってほしいという。しかし、当の加川先生は「殴った事実はない」と嫌疑を否定。証言は真っ向から対立する。「どうしましょう...」と困惑顔で樹季の顔を伺う友竹に「任せてください」と胸を張る樹季。

 調べてみると梶田はこれまでにも学校に対して細かい要望を突きつけていた。「モンスターだわ...」樹季の中では「梶田=悪者」「友竹=善人」という図式ができつつあった。 樹季は再び梶田さんと面会する。「暴力の証拠は見つかりません」「息子がウソをついたっていうの!?」「ならば息子さんに直接、話を聞きましょう」「やめてください!ただでさえ大人を怖がっているのに!」と梶田さんは取り乱して帰ってしまう。

 後日。友竹校長から「梶田さんが訴えると言ってるの。どうしたらいいか...」と再び樹季に相談がある。「受けて立ちましょう!」と張り切る樹季だが、その直後、週刊誌に「民間人校長の小学校にモンスターペアレント現る!」という記事が載る。実はネタもとは友竹校長自身だが、誰もそのことには気づかないのだ。

 当事者の名前は伏せられているが、対立しているのが友竹校長と梶田さんだということは、学校内ではバレバレ。後援会までいる友竹校長だけに保護者たちは「校長がお気の毒。私たちが守ります!」と味方がたくさん。一方の梶田さんは保護者からもお友達からも村八分にされ、居場所がなくなり......。

 そんな中、校長が梶田さんにアプローチし、2人そろって教育委員会に出向いてきた。「殴られたというのは勘違い。拓人くんが1人で鉄棒から落ちた傷をお母さんが心配しすぎたため、拓人くんがつい、殴られたと作り話をしただけだった。和解しましたから」と友竹校長。「ねえ、梶田さん」と笑いかけたその姿に、樹季は違和感を感じる。

 そして...教育委員会に1本の電話。相手は拓人くんと同級生の男の子の母親だった。樹季と望月が話を聞きに出向くと「加川先生が拓人くんを殴ったのは本当。息子が見ていたんです」との証言を得る。

 さて。今日は友竹校長の民間人校長として業績を称え、名誉市民賞が贈られる授賞式。晴れ舞台を控えた校長のもとに樹季が訪ねていく。「来てくださったの!」といつもの社交辞令バリバリの笑顔で歓迎する校長だが、「梶田さんの件でご報告が」という樹季の言葉に表情を凍らせる。

 樹季がたどり着いた真実はこう。拓人くんが忘れ物を取りに、下校時刻過ぎた教室にいるのを見とがめた加川先生は、「忘れ物はいいから早く帰りなさい」「嫌だ!」と、言うことをきかない生徒の頬をついカッとなって叩いてしまった。すぐに友竹校長に報告し加川先生は「謝罪したい」と申し出たが、それを止めたのは校長だった。「貴方だけの問題ではないのよっ!」と。そして、加川先生にウソをつかせ、さらには樹季を利用して梶田さんを追い込み、自分の思うようにこの一件を隠蔽しようとしたのだ。

「証拠がないかぎり真実は立証できないはず。組織を守るためには小さな犠牲は仕方ないわ」と悪びれず語る友竹。樹季はこう言い放つ。「犠牲は小さくなんかない。大切な子どもの、そして子どもを心配する親の心です。真実は法のなかではなく、心の中にあるのでは? あなたこそがモンスターです」 立ち去る樹季に友竹は「貴方とは仲良くなれそうだったのに残念」と声をかける。

 後日、樹季は雑誌で友竹校長が突然の辞職を表明したと知る。が、梶田親子の心の傷はそうそう簡単に癒えるものではない。樹季は教育長の田川(角野卓造)に引責辞任を申し出るが「ここに残って教育のために働くことが、本当に責任を取ることになるのでは?」と慰留され、その申し出を受け入れることになった。

 米倉さんと美波里さんの女の対決はけっこう見物でした。しかし、どうでもいいが美波里ってすごい芸名だ。